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notre musique
私 た ち の 音 楽
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2024.12.31
"Notre Cinéma" 2024 |
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"The Naked Island" (1960)
『裸の島』新藤兼人
すごい早さで一年が経ちました。
変わらず映画は日々観ていますが、
昨年すでに萌芽があったように、
2024年はとにかく昔の日本映画にどハマりしました。
もともと大好きな岡本喜八作品を
あらためてじっくり観返したことがきっかけで
(今年は夏に喜八先生のお墓参りにも行きました)
新珠三千代先生(岡本作品では『江分利満氏の優雅な生活』『結婚のすべて』)の出演作から、
古くて、圧倒的に新しい、
まったく知らなかった世界がどんどんと広がっていきました。
『小早川家の秋』(小津安二郎、1961年)や、
人生の一本でもおかしくない
『洲崎パラダイス 赤信号』(川島雄三、1956年)。
監督で、シナリオで、役者で、
とにかく観られる限り辿っていき、
次に大好きになったのは淡島千景先生。
『早春』(小津、1956年)や『夫婦善哉』(豊田四郎、1955年)は好きすぎて説明ができません。
そして、そのさらに先で、
「このために映画を観ていたんだ!」というほどに
衝撃的な出会いだったのが、冒頭に貼った『裸の島』でした。
私たちの大好きなタル・ベーラの世界、
しかし、それよりはるか前に日本にこんな作品があったなんて!
新藤作品は私たちにとってタル・ベーラであり、
時にタルコフスキーであり、アンゲロプロスであり、
オリヴェイラであり、木靴の木であり・・・
なにより圧倒的にオリジナルで、
他の映画には絶対にいない、乙羽信子先生がいる!
来年はどんな出会いがあるでしょうか。
変わりませずお気に入りの交換をどうぞよろしくお願いいたします。
♪ 舶来 / notremusique
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